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家島の「ふつう」がおもしろい!

「しののい まちの教室」スタッフの松山由佳です。

先月7月に開校し、本日8月17日、2回目の授業を迎えました。
「島の暮らしをたずねよう」というタイトルで、いえしま案内人の中西和也さんを講師としてお迎えして、午前10:00、授業がスタートしました。「まちの円居 食の団欒 丸十」さんの大広間で、参加者さんが中西さんと飯室さんを中心に扇型のようになって座り、なかちゃんこと中西さんの面白い出来事を交えた家島の魅力などのお話で、会場は何度も笑い声に包まれていました。
中西さんの話の合間に参加者さんが感じたことを話し合う時間が設けられ、授業後には家島の特産品のりっこを入れたおにぎり会も行われました。
私は中西さんに初めて会いましたが、とても面白い方だと魅力を感じました。

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家島は生活そのものが面白い
「島の日常は都会の非日常である。ヨソモノには驚くべき景色でも、島の人たちにとってはいつものあたり前の景色。」家島では道を歩いていてもおかしな光景がいっぱいだそうです。土地が少ないために川沿いにロープを張って洗濯物を干したり、堤防や植木に靴が干されていたり・・・。家の前には椅子やベンチが並んでいて昼も夕方もおばちゃんたちのお話の場となっている。そんなこの島では当たり前のことに中西さんは面白さ、魅力を感じたそうです。
そして、家島は観光地ではないが、こうした小さな面白い要素が複合的に集まっていること、つまり島の生活そのものが魅力なのだと中西さんは言います。島の暮らしについて考えたこともなかった私は、中西さんが面白く発信してくださった家島の話を聞いて面白そうだ、行ってみたいと興味が湧きました。 

中西さんはたまたま観光ガイド
家島でまちづくり、地域おこしという活動を観光ガイドとして行っている中西さん。家島という中西さんにとってとても魅力的な場所を伝える方法がたまたま観光ガイドだったのです。観光ガイドであれ、まちづくりを行うのに大切なのは、中西さんのキャラなのだと感じました。人に家島の面白さを伝えるときの中西さんの楽しそうな話し方や生き生きとした表情が、家島に対する熱い思いを物語っていました。まちづくりをするためには、島に限らずそこに住む人々とのつながりや住民の力が大事になると思いますが、中西さんのような面白くて話しやすい人柄が島の人々と中西さんをつないでいるのだと思います。
そして、中西さんの活動に対する思いにも感動しました。義務的ではなく、自分が楽しいから、家島が好きだから、よそから来た人に都会の非日常を知って、楽しんでほしいという思いが中西さんの活動を支えているのだと感じました。自分の地元でもない家島のまちづくりのために移住するのに、覚悟とか決意というより、自分がただやりたいこと、自分ができることだけをやっている、という中西さんの言葉に強く心を打たれました。

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否定されてうれしい人はいない
中西さんは島の暮らしで大切にしていることがいくつかあります。それは人の話を否定しない、ということです。極端に間違ったことでなければ人の話を肯定することが大事なのだと中西さんは言います。肯定した上で間違ったところは修正するべきだと。そうすることでお互いに良い印象を与え、うれしい気持ちになるのだと思います。地方に移住し暮らすときには、何よりも人とのつながりを大事にするしたほうがいいと中西さんは教えてくれました。中西さんの人柄だから人々に受け入れられている、と思いましたが、他の人が島に限らず地方で暮らすときには、人の話を肯定することが大事になるのだと思いました。

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「島に限らず地方で暮らすときには人の話を肯定すること」でもそれは、普段の生活にも大事なことだと思います。人のつながりを普段からどこに住んでいても大事にすることが大切なのだと、家島の面白い魅力と中西さんのあたたかい人柄から感じることのできた授業でした。

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(しののい まちの教室スタッフ 松山由佳)

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中西 和也(いえしま案内人)
1985年大阪市出身。2011年4月より家島に移住し、いえしま案内人として島内ガイドを実施。“無人島カヌー体験”や“貝殻ストラップづくり”など島の人が実施する体験プログラムをあわせて展開。家島観光の拠点となる「いえしまゲストハウス」を準備中。