report

今日は参加して頂いた皆さんだけに、たくさん口を滑らせようと思います。

「しおじり まちの教室」、第1弾授業。
決してここでお伝えできないような貴重な裏情報連発の2時間でした。なので、レポートが難しいです。笑
それでも、この2時間がどのような雰囲気で開催されたのか、みなさんに伝わればと思います。

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「今日は参加して頂いた皆さんだけに、たくさん口を滑らせようと思います。」

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テレビが大好きな僕にとって、ワクワクを超えて、少しドキドキするこの言葉から、
塩原幸雄さんによる授業が始まりました。

塩原さんは現在テレビ東京にて番組プロデューサーを務めており、私たちも良く知る番組を多々プロデュースされています。

前半は、塩原さんが現在のお仕事に就いたきっかけや、テレビ業界の(ここに書ける範囲の)おもしろ話。
塩原さんがテレビ業界を目指すきっかけとなったのは、小学生の頃にテレビを見ていて
「大人たちが何か失敗したけれど、笑われている!面白い世界だなあ。」と感じた時だったそうです。

大学生の時に文化放送のアルバイトを経験し、大学卒業を機会に、現在のテレビ東京に入社されました。
入社当時は、AD(アシスタントディレクター)として働き始めましたが、最初の頃は現場に飛び交う、いわゆる業界用語にとても戸惑ったそう。

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てっぺん、やおや、てれこ。
それぞれ、”深夜12時” “ものを斜めにする” “前後を入れ替える”という意味だけれど、
こういった業界用語が盛んに飛び交うのは、テレビ業界に舞台や映画の世界の人たちが多く
来ているからとのこと。
そして、「ザギンでシースー!なんて誰も言わないです。まずそんな言葉は使われない!」とも。笑

ここで、1枚の紙を見せてくださいました。

「昨日ちょうど収録のあった○○(番組名)のスケジュールです。」

その紙には、1回で2週分の収録をするためのスケジュールや、出演者の方々の楽屋の情報など、日頃見る事のできない番組制作の裏情報が書かれていました。

「みなさんに質問です。60分番組の編集にはどのくらい時間がかかると思いますか?」

参加者のみなさんからは、「2日!」「4日!」「1週間!」など挙りましたが、
正解は「大体、1分のシーンに1時間かかります!」でした。つまり、60分番組を編集するためには、60時間かかるということです。
更に、その編集作業をまさに「ぶっ通し」で行うらしく、僕も含め、参加者のみなさんも驚きの表情でした。
1回の60分番組の放送までには、約1ヶ月をかけて、テーマ決めからロケハン(下見)、収録、編集が行われ、私たちの生活の場で放送されるそうです。
こういうお話を伺うと、たとえそれがバラエティであれ、お役立ち情報番組であれ、
様々な人が集中的に関わり出来るものであり、「放送」ではなく「発表」と言うべきだ!!と思わされます。

後半での塩原さんのお話は、どこまで書いてよいのか、どこからがNGなのか定かではなく、結果、もう何も書けることがありません。笑 業界の裏話をたくさんしてくださいました。前半に増して、参加者の皆さんが前のめりになって、塩原さんのお話を聞いていたことは事実です。笑

ほぼ2時間、ノンストップでテレビについていろいろとお話してくださった塩原さんからは、本当にテレビが大好き!という気持ちが全身から溢れていました。

「テレビはもしかしたら無くなる。だけれど、番組というコンテンツは無くならないと思う。」

最後に塩原さんから、こういったコメントがあり、とてもホッとしました。
テレビが大好きな僕にとって、特にバラエティ番組は、心の支えというと大げさかもしれませんが、「大人がふざけている姿を観る1時間」が、とても楽しみで仕方ないのです。
第一線でテレビ番組を創り上げている塩原さんから、こういった前向きなお言葉が聞けたことが、何より嬉しかったです。

僕の大好きな「くだまき八兵衛」のプロデュースもされていたことを知り、
これからは、いつも通りテレビを楽しみつつ、「どんな人がつくっているんだろう?」と想像してみたら、もっともっと楽しく観れるのかな、とも思えた2時間でした。

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(まちの教室スタッフ 小林聖也)

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塩原幸雄(株式会社テレビ東京 勤務)
1974年長野県塩尻市生まれ、1999年早稲田大学教育学部社会科学専修卒業後、テレビ東京入社。制作局で様々なバラエティー番組を演出・プロデュースした後、現在はスポンサーセールスを絡めた番組企画を提案。様々な新しい枠組みの番組企画を成立させている。