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つながりをカタチにする。

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“あなたにとってつながりとは何ですか?”
授業の最後に講師の加藤さんが投げかけた言葉です。

これまでつながりという言葉を頻繁につかい、それに頼っていた自分に気づきました。
改めて、つながりとはなんだろう、と考えました。

家族、集団、社会の中で生きるわたしたちにとって
生まれた瞬間から人とつながっていることはあたりまえで、
だけど近すぎたり遠すぎたりして時々悩むこともあります。

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目に見えないつながりをカタチにしている加藤さんは、
「人とのつながりのおもしろさを、子どもたちに伝えたい」
そんな思いから糸つなぎを始めました。
現在7703人の子どもたちが糸でつながり、その長さは1503メートルになっています。

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初めて訪れたまち、見ず知らずの人たち。
食料も水もなかったとき、なぜか砂漠に落ちていた1つの玉ねぎ。
そんな砂漠で貴重な食料や水を惜しみなく持たせてくれる人。
食料を無駄にしない暮らしをする食文化。
色とりどりの服を着ている人たちの色彩感覚。

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加藤さんの旅のお話はそれぞれの土地に根ざした生活からみえてくるたくましさや美しさが垣間見えました。

今回の授業では、つながりとは何か言葉にする他に2つのワークショップを行いました。
1つ目は言葉を使わずに相手に伝えたいことを伝えるワークショップ。
グループごとに「amijokでマフィンが食べたい」、「栞日でコーヒーが飲みたい」などのお題が出され、
言葉を使わずに伝える方法を考えました。
結果はどのグループも意外とスムーズにお題を伝えることができました。
言葉がなくても、伝えようとする気持ちがあれば伝えることができる、と言っていた加藤さんの言葉を実感することができました。

2つ目はいろんな国の「ありがとう」をつかうワークショップ。
加藤さんの旅の写真が1枚ずつ配られ、裏に自分の名前と一言語の「ありがとう」を書いて、
この授業を通して出会った人と自分の旅の経験をお互いに話しながら交換していくというもの。
感謝の気持ちをこめて「ありがとう」という言葉をいうときはみんな笑顔でした。
お金やものではなく、感謝の言葉。
もしかしたらそれが一番シンプルで一番伝えることができるのかもしれないと思いました。

その人との出会いが偶然から必然に変わっていくとき、人のエネルギーを感じます。
そういうとき、すごくどきどきして同時にわくわくしている自分がいます。
わたしにとってのつながりとは、生きることそのものなのかもしれないな、とふと思いました。

(まちの教室スタッフ 小口真奈実)

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加藤功甫
長野県松代町出身。NPO法人Connection of the Children総隊長。からだソムリエ。2011年、ユーラシア大陸を自転車で横断しながら、世界の子どもを見える形で繋ぐ。トライアスロン・ロング元日本代表。2015年、サハラ砂漠マラソン参戦予定。